真武湯【西宮・芦屋 鍼灸香春】
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真武湯
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茯苓・芍薬・生姜3、白朮2、炮附子0.2
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いわば水気のコントロールができていない状態なわけですが、それは腎の陽気が衰えたことが
原因になっています。そのため「茯苓」「芍薬」「白朮」などで余分な水を利尿させ、「附子」で
腎陽を活気づけて下半身を温めるという設計思想の方剤だと思われます。
ここで重要なのは水気と冷えがあっても、バランス的には「水気>冷え」になっているということ
です。同じような症状で「冷え>水気」なら「附子」が多めに含まれている『附子湯』を考慮します。
真武湯の適用
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陽気が少なくなっているため、冷えや悪寒を伴う発熱があります。冷え感が強いため、発熱の自覚が
薄いこともよくあります。冷えは特に下半身に強いですが、陽気が少ないため小便は出にくく、下痢と
して腸管の水気が排泄されます。
陽気の少なさ故に眠気が強く、ウトウトし、手足が冷え、寒気もあって布団から出たがりません。
胃腸にも陽気が少なくなっているので、消化不良や活力低下につながります。
胃腸に水気があるので、口は渇いても水を飲むところまでには至りません。水気と陽気不足のために
メニエル病様のめまいを引き起こします。水の分布に乱れがあるので耳鳴なども発症します。
また足元がふわふわするような揺れを感じたりもします。身体動揺感ですね。
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以上のような症状を呈する疾患としては、悪寒の強いインフルエンザ、高血圧、内耳障害、小脳障害、
錐体外路障害、心不全、腎炎、ネフローゼ、萎縮腎、腸炎、胃アトニー、リウマチ、老人性掻痒症、潰瘍、
過敏性腸症候群、湿疹などが適応症状になります。
(『宋版傷寒論』『漢方医学体系(龍野一雄)』『大塚敬節著作集』『薬方愚解(木田一歩)』
『中医臨床のための方剤学(神戸中医学研究会)』『漢方主治症総覧(池田政一)』より)
芦屋・西宮 鍼灸 香春(こうしゅん)【JR芦屋徒歩6分】
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