肥満、ダイエット【西宮・芦屋 鍼灸香春】

肥満、ダイエット

東洋医学の肥満のチェックシート

水太り型肥満

❑ 手足が重ダルい

❑ 下痢、軟便

❑ 息切れしやすい

❑ 筋肉が軟らかい

❑ 寒がりで暑がり

❑ 動くと頭汗する

過食型肥満

❑ 便秘、小便黄色

❑ 口臭がきつい

❑ 血圧が高い

❑ 手足がほてる

❑ 筋肉が硬い

❑ お腹が硬く張る

婦人科型肥満

❑ 食欲、便通は正常

❑ 頻尿傾向がある

❑ 腰が痛む、ダルい

❑ 生理不順がある

❑ お腹~臀部が太る

❑ お腹が冷える

水太り型肥満

 発汗、排尿の機能が弱くなっているため、不要な水分が身体に溜まってしまい、肥満を引き起こします。

 基本的に寒がりですが、少し走っただけで息切れし、首から上だけ汗をかいたりします。

 基本的に発汗、排尿を促すように施術、処方をしますが、痰や飲にまでなっている場合もあり、この時は少し処置が変わります。

過食型肥満

 何らかの理由で身体に熱が溜まっているため、大便が乾いて便秘し、口臭がきつくなります。

 内熱があるため暑がりですが、特に手足が火照り、寝汗もかきます。内熱が胃を活発化して食欲が過剰になり、肥満の原因となります。

 熱の発生源を施術して鎮火します。脾経、腎経をよく用います。熱が強すぎる場合は胃経の『上・下巨虚』などを使って熱処理をします。

婦人科系肥満

 任脈と衝脈の不全によるもので、基本原理は不妊症とも共通します。簡単にいうと代謝機能の低下、不順だと考えていただいてよいと思います。

 任脈や衝脈はお腹や内股を通過する経絡ですので、お腹から腰回り、太ももの代謝が下がり、肥満を誘発します。

 これらの経絡は婦人科系一般に関与するため、腰腹部の冷えによる月経不順や頻尿を伴います。

肥満の原因

 肥満の原因は過食と運動不足です。特殊な例として脳の視床下部や下垂体の異常による

肥満というものもありますが、これは完全に鍼灸の適用外ですし、ほぼ例外的な症例なので、

ここでは扱わないことにします。

 原因となる過食と運動不足というのは、言い換えるとエネルギーの供給過剰と消費不足と

いえます。つまりダイエットは供給された以上のカロリーを消耗すれば成立するのです。

①.エネルギーの供給過剰

 西洋医学的にはストレスや鬱症など、精神的な要因が主になります。あとは睡眠不足によって、食欲を

抑えるホルモンのレプチンが分泌されにくくなるということが確認されています。

 東洋医学的には陰虚証によって発生した虚熱が胃を活性化させて食欲を亢進させます

 食欲というものは抑えがたい誘惑なので、まずはこれらの原因から治療することがおすすめです。

②.エネルギー消費の不足

 代表的な原因は運動不足ですが、筋力不足による基礎代謝の低下がその本質です。またエネルギーを

放出してくれる褐色脂肪細胞も加齢とともに減少してしまいます。

 あとは内臓の熱産生能力の低下も関係しています。熱を生産するのにエネルギーを消費するためです。

五臓六腑がバランスよく機能していればエネルギーも効率よく消費されます。

 そしてこれらのベースには自律神経が関与します。筋力による代謝や褐色脂肪細胞の活動には交感神経が

係わりますし、内臓の熱生産には副交感神経が係わります。

ダイエットについて

 ダイエットの基本は摂取カロリーを抑え、消費カロリーを増やすことです。つまり健康的に痩せよう

とするなら食事制限をして、適時運動をするという大原則から逃れることはまずできません。

肝心なのはその方法論であり、効率であり、いかに継続できるかです。

 鍼灸や漢方はそのサポートとして、ダイエット効率を高めることができます。しかし、残念ながら

直接的なダイエット手段としては不向きです。あくまでダイエット効果を促進するという程度です。

有名な『防風通聖散』や『防己黄耆湯』などは有効な手段ですが、正常状態に戻す程度の効果ですから、

肥満がやや肥満に落ち着く程度だと思っていただくとよいと思います。

 当院で指導している具体的なダイエット法として『寝るだけダイエット』というものがあります。

本当にただ寝るだけなんですが、デメリットはありません。運動も組み合わせるとより健康的で、より

効果的なダイエットができます。ぜひご一読ください。

肥満の鍼灸治療

 先にも書きましたが、漢方医学は魔法ではありませんので、直接的なダイエット手段には適しません。

ストレス要因を緩和し、不眠を改善し、胃の熱を取り去るだけです。筋肉の動きを改善して運動効率を高め、

内臓機能を高めることで熱生産を促して効率よくエネルギーを消費させます。

 漢方も基本は同じです。胃腸機能を高め、ストレスを緩和し、排泄や発汗機能を亢進して内臓脂肪や便秘、

水太りを解消します。

 これらは全て肥満そのものを解消するというより、ダイエットをサポートする作用です。

 ダイエット補助として有名なのが、いわゆる耳つぼの『飢点』『胃点』でしょう。どちらも食欲を抑え、

満腹感をもたらす効果があります。左右のどちらかに使います。鍼を刺すより粒鍼という、粒がついた

シールやパイオネクスを使います。

 ほかにも『足三里』『水分』『中脘』『陰稜泉』などが有効なツボですが、これらをベースに過食の原因

となっている不眠、ストレス亢進の処置をします。五臓のバランスが悪いと内臓の熱産生機能も低下します

から、各臓腑に対応するツボを使いますし、特に下肢の筋肉の動きが悪いならその施術も必要になります。

腸腰筋や大腰筋が機能するとお腹周りや臀部の脂肪が減りやすくなります

 『水太り型』『婦人科型』などの冷えを主体とした肥満の場合は、足またはお腹を暖めます。胃腸機能や

代謝を活性化して、留まっている水を動かし、冷えを取り除く作用があります。お灸や温灸そのもので

温めるというよりも排泄、排尿、発汗を促して停滞している体の組織を動かし、余分な老廃物を廃棄する

ことで身体を温めていきます。

肥満・ダイエットの漢方薬

 有名な『防風通聖散』の特徴は重役タイプの硬い太鼓腹便秘気味、口が乾いて、汗っかきです。

よく高血圧が見られます。

 同じような下剤になりますが『大承気湯』も効果があります。『防風通聖散』同様、お腹が大きく張って

おり、苦しく感じます。主症状は頑固な便秘です。便秘や腹脹がマシならば『小承気湯』がよいでしょう。

 『桃核承気湯』は瘀血に用いる方剤ですが、体力があり、顔が赤黒く、便秘して手足が冷えて逆上せる

方に用いる。月経障害を伴う場合がよく見られます。

 『大柴胡湯』は体力がある人で便秘し、口の中が苦く感じたり、粘ったりします。肋骨の下が硬く

緊張し、圧迫すると嫌な痛みがあります。これを胸脇苦満といいますが、肩こりを誘発します。

 以上の4つの方剤は便秘に対してそれを降すというベクトルの漢方薬ですが、こうした方剤でかえって

お腹が痛み、苦しく感じるなら『瀉脾湯』。肉食を好む場合に適します。

 『水太り型』の場合の定番は『防己黄耆湯』になりますが、体力は減退気味、色白でぽちゃっとした

方に適します。じとっと汗をかき、疲れやすく、足腰が重ダルく、膝が痛みます。

 イライラや頻尿、月経不順などの婦人科疾患が見られる場合は『加味逍遙散』、加えて血虚を伴う

ような場合なら『当帰芍薬散』がよいでしょう。

芦屋・西宮 鍼灸 香春(こうしゅん)【JR芦屋徒歩6分】

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