【狭渓(きょうけい)】【芦屋・西宮 鍼灸香春】

 【胆経榮穴。足の第4・5趾間、みずかきの近位に取穴する】

 『狭渓』は胆経に所属するツボで、“榮水穴”という役割を持ちます。文字通り、水に関係するツボなの

かと思ってしまいがちですが、どちらかというと火や熱に関係することが多いです。水を使って熱を

冷ますともいえますが、発汗作用があったりするので、汗をかかせて熱を治めると考えれば辻褄が合います。

やっぱり熱に関与するツボなんだろうと思われます。

 榮穴は、陰経では火属性と定義されているので、あながち間違いではないのでしょう。

 肝経の症状が出た時に熱症状が強いなら、少し強めにマッサージしてあげるのがよいでしょう。

 具体的には、風邪をひいて発熱したあと、胸や肋骨が痛んで寝返りを打てない場合メマイ、ふらつき、

イライラ、不眠、のぼせ、耳鳴や難聴などが発生している場合です。

 発熱の原因はともかく、これら特に熱症状が強く出ている場合は、肝を襲おうとやってきた悪者を、胆が

引き受けている状態です。そのため、胆経のラインに沿って熱や炎症症状が発生しているわけです。

 他に、膝の外側が痛んだり、側頭部の頭痛が発生したりすることもあります。

【主治・効能】

・発汗作用。脳充血、顔面浮腫、肺気腫、心胸絞窄痛、外眥の充血、下肢外側の神経麻痺

・胸満、耳聾目玄(めまい)熱病、汗が出ない

(『鍼灸孔穴類聚(松元四郎平)』『鍼灸経穴名の解説(高式国)』より)

芦屋・西宮 鍼灸香春(こうしゅん)【JR芦屋徒歩6分】

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