『小海(しょうかい)』【芦屋・西宮 鍼灸香春】
【小腸経合穴。肘頭と上腕骨内側上顆の間の陥凹部に取穴する】
心経によく似た名前の『少海』がありますが、そのすぐそばに本穴はあります。
肘の内側にポッコリと飛び出た骨がありますが、これを上腕骨内側上顆といいます。この飛び出た骨を
肘の腹側に降りた所が『少海』で、背側(エルボー)に降りた所が本穴になります。ポッコリ山を挟んで
両穴は位置しているわけです。肘をぶつけた時、じーんと痺れる、あの場所です。これは尺骨神経が通って
いるためで、その関係上『小海』は前腕の神経痛や神経麻痺にも使います。
他には風邪・感冒で身体の中に熱が強くて、寒気がしない時などによく用いられます。
当院では、これ以外にも五十肩や動悸、精神的に落ち着きのない場合などに使っています。人を選び
ますが、効くときにはよく効くという印象です。
(『鍼灸孔穴類聚(松元四郎平)』『経絡経穴の近代的研究(濱添圀弘)』
『鍼灸臨床取穴図解(小野田正、池田久衛)』『鍼灸集錦(鄭魁山)』)
芦屋・西宮 鍼灸香春(こうしゅん)【JR芦屋徒歩6分】
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