(2023.09.10)RSウィルス感染症について
昨日、徳島県の勉強会に参加させていただきました
(経絡治療学会・徳島部会。於おおうえ薬局治療院。
顧問:大上勝行先生、会長:鎌倉晋先生)。
帰りは大雨に祟られて大変だったんですが、ここのところ
流行っているという幼児のRSウィルス感染症について、
興味深い講義がありましたので紹介します。
RSは一種の呼吸器感染症ですが、ぱっと見は夏風邪の
ようにも見えます。しかし強力な感染力を持つため、
保育園などで爆発的に広まり、そこから成人にも拡散して
ゆきます。西洋医学的には有効な薬がなく、対症療法で
対応することになります。
そこで東洋医学の出番となるわけですが、まず大切な
ことは、必ず病院へ行って指導を仰いでください。
その上で鍼灸、漢方薬の併用をすることで、症状の緩和、
早期回復につながります。
具体的には『小青竜湯』『麻黄附子細辛湯』の対応になります。
鍼灸なら腎経の『復溜』『照海』、熱のある経絡を瀉するというのが基本になります。
ただ、なんでもこの対応でよいという意味ではありません。
あくまでも基本に過ぎないので、必ず専門の漢方家、鍼灸師に判断していただいてください。
あとは感染の拡大を防ぐため、手洗い、うがい、除菌処理をしてください。
芦屋・西宮 鍼灸 香春(こうしゅん)【JR芦屋徒歩6分】
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