『懸釐(けんり)』【芦屋・西宮 鍼灸香春】

【胆経。頭部。頭維と曲鬢を結ぶ曲線上、頭維から3/4の所に取穴する】
「釐」とは「理」を意味し、物事を正すことを「釐正(リセイ)」といます。「懸」は「堤」のことなので、
「誤った流れを理に従って正しくする」というのが本穴の意図なのでしょう。
本穴はヒステリーやノイローゼといった精神的な疾患にも有用ですが、眼の痙攣や三叉神経痛にも効果が
あります。無論、側頭部のツボの例にもれず耳の疾患、特に耳鳴りに用いられますが、調べたところ、
一説には深刺や多壮灸は却って耳の疾患(耳聾、聴覚器麻痺)などを誘発することもあるそうです。
耳鳴りや顎関節症などの疾患の際、側頭部が強く緊張していることがあり、そのために症状を発症している
ことがあります。そのためつい深く鍼を刺してしまいがちですが、こうしたリスクもあるということです。

(『鍼灸孔穴類聚(松元四郎平)』『鍼灸臨床取穴図解(小野田正、池田久衛)』
『鍼灸集錦(鄭魁山)』『経絡経穴の近代的研究(濱添圀弘)』)
芦屋・西宮 鍼灸 香春(こうしゅん)【JR芦屋徒歩6分】



