『肩中兪(けんちゅうゆ)』【芦屋・西宮 鍼灸香春】

 【上背部。第7頚椎棘突起下縁と同じ高さ。後正中線の外方2寸に取穴する】

 肩外兪よりも少し内側、つまり背骨寄りに位置するため『肩中兪』と名付けられたようです。

 両穴は、正座して首を曲げ、俯く姿勢で取穴します。これはとても重要なことで、本穴は僧帽筋や

肩甲挙筋といった抗重力筋と関係が深いのですが、寝たままの姿勢ではこれらの筋肉が機能しません。

そのため、臥位では本当にトラブルを起こしているポイントが分かりにくく、単純に教科書通りの

ポイントに鍼を打つだけとなり、まず効果が出ません

 

 本穴は筋肉、支配神経、位置などがほぼ肩外兪と同じであるため、使い方も刺し方もほぼ同じ

です。これらのツボは筋肉を機能させた上で、動きが悪くなっているポイントへ刺鍼するのが効果的

ですので、区別して用いる意味が薄いと思われます。

 

 【主治・効能】

・肺に内応して咳嗽上気を治す

・咳嗽、喀痰、気管支炎、視力欠乏

・気管支炎、喘息、咳嗽、胸膜炎、上肢神経痛・麻痺、頚肩腕症候群、ムチウチ

 寝違え、五十肩、頭痛、高血圧、充血、視力欠乏、蓄膿、歯痛、扁桃炎

肩のだるさ・痛み、咳

・咳嗽、哮喘、吐血、感冒物がよく見えない肩腕痠痛など

・リウマチ、眼のカスミ

(『鍼灸孔穴類聚(松元四郎平)』『経絡経穴の近代的研究(濱添圀弘)』

 『鍼灸臨床取穴図解(小野田正、池田久衛)』『鍼灸集錦(鄭魁山)』

 『鍼灸経穴名の解説(高式国)』『経穴の使い方・鍼の刺し方(鍼灸素霊会)』)

芦屋・西宮 鍼灸香春(こうしゅん)【JR芦屋徒歩6分】

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