五十肩【芦屋鍼灸香春】
五十肩で来院された女性患者の方です。許可をいただいて掲載しています。
詳しい病理、施術についてはいずれブログで紹介させていただきます。
今回の方は特に前方挙上時に、動かせるが水平位で痛みがある状態でした。
よく仕事をされている方で、東洋医学風にいうと腎陰が虚してその熱が肩に上っている状態。
今は春で、ちょうど冬に頑張って働いていた腎が疲れ果てているため、余計に辛いのだと思われます。
季節の処置をして、腎気を扶け、あとは局所処置で、肩部の鍼を3本で、以上のようになりました。
最後にサービスでお灸と置鍼。動きの改善は明らかですが、これは単に体が反応しているだけです。
反応があるので、回復の余地は大いにありますが、これで治ったわけではありません。
誤解のないよう、お願いします。
芦屋 鍼灸 香春(こうしゅん)【JR芦屋徒歩6分】
水泡(初期ヘルペス)【芦屋鍼灸香春】
別の疾患で通院されている男性です。
朝起きるとピリピリと痛み、服が擦れたり、お湯をかけたりすると痛むそうで、一緒に施術しました。
この段階では正直ヘルペスかどうかはわからなかったんですが、うっすらと水ぶくれがあるのと、
見た目とは比較にならないほどきついピリピリとした痛み、疲労や心労などの条件を考慮して
ヘルペスの初期として施術しました。特にひっかけたとか、そういうこともなかったとのことでしたし、
この段階でウィルスを処置しておけば、発症してもリスクを抑えれるので、安全策を取りました。
見えにくいのですが、当時水泡は固まって二つできていました。
施術としてはそれぞれの水泡に、お灸を各1壮据えます。本当は“糸状灸”という、
糸のように細くしたお灸でいいのですが、熱でウィルスを殺菌するわけですから、
少し熱めでいこうと、今回はいつもより少し小さくしたお灸を据えました。
全体の施術後、これで水泡ができなくなればいいんですが、広がるようなら必ず病院へ行くように
伝え、休養をとって栄養のあるものを食べるよう指導しました。
また、ヘルペスであった場合、感染リスクがあることをお伝えしました。
疲労が見え隠れしていて、怠い感じもあるため、少し悩みましたが補中益気湯をお勧めしました。
熱を取り除くべきか、体力を補うかで悩んだんですが、この方の主症状の1つが疲労しやすいこと
だったので、まずは体力を補うべきと考えてお勧めしました。
先にも書きましたが、ヘルペスの疑いがある時は、まず必ず病院へ行ってください。
処置が早ければリスクは低下します。
その際に鍼灸を併用することでリスク低下に大きく貢献できます。
しかし間違っても、鍼灸だけで大丈夫とは思わないようにしてください。
芦屋 鍼灸 香春(こうしゅん)【JR芦屋徒歩6分】