【①.問診表記入】
お名前や連絡先のほか、お困りの症状を伺います。
また、それに伴う体調の不良や体質的な特徴についてご記入いただきます。
【②.問診、検査】
記入いただいた問診票をもとに、症状の原因を探ってゆきます。
首コリでお困りであっても、その原因がストレスなのか、猫背なのか、
足腰の不調によるのか、胃腸の調子が悪いのかは人それぞれです。
意外なところに意外な原因があるかもしれません。丁寧に検査してゆきます。
当然、治療の方法も千差万別ですので、香春では欠かせない行程になります。
脈診、腹診、舌診などの東洋医学的検査を主に、
また関節可動域などの整形外科的検査も行います。
随時、お体の負担を伺いつつ実施しますが、辛ければ仰ってください。
【③.施術】
以上の過程によって得られた情報に基づいてはり、灸、漢方指導のほかに
温灸や吸い玉などを行います。以下に大まかな流れを紹介します。
1⃣.季節の影響を取り除きます。
体調を崩す要因となりやすい、気候(冷えや熱、乾燥など)が身体へ与える悪影響を
まず最初に処置します。
身体への負担をできるだけ減らすため、汎用太鍼という刺さない鍼を用います。
余計な緊張を取り除き、身体のベースを整え、以降の治療効果を高めます。
敏感な方の場合は、これで大きく改善することもあります。
2⃣.体質的弱点を回復させます。
例えばお腹の弱い方なら胃腸の活力を高め、飲酒によって肝臓に熱が籠っているなら
その熱を取り除きます。
ダイエットを希望される方の場合は過食を抑えるため、胃の熱を抑制したりします。
ここでは身体へのアプローチ量を増やしますので、髪の毛より細い鍼を用いて、浅く刺します。
ほぼ無痛です。
1⃣と2⃣は体質や季節に基づいた全身治療になりますが、
症状の本質的原因であることも多々あります。
3⃣.局所治療により、炎症反応を抑えます。
痛みや不快のある部位やその近辺にアプローチします。
少し深い鍼やちくっとさせる刺絡、お灸などで苦痛の早期改善を目指します。
ただ、持続性には乏しいため、全身治療と併用することで効果を高め、根治を目標にします。
4⃣.自律神経を整えます。血液の流れを高め、緊張を取り除きます。
5⃣.漢方指導を提案します。
【④.次回予約】
急性症状の場合は、初週は2~3回を目途に来院をお願いしています。
初期に回数を重ねることで、結果的に短期での改善が望めます。
ぎっくり腰などの場合は、初週と次週は最低3回で痛みを緩和し、
3・4週目は2回でおおよそ事後処置まで終了します。
逆にここで処置を怠ると再発率が高まります。
慢性症状の場合は、初週だけ2回、あとは週1ペースをお願いしています。
ただ慢性化しているため期間は長めになります。目安は診察時にお伝えします。
予約の日時については可能な限り相談に応じています。お気軽にご相談ください。
最も問題があるのは『治療に行かない』ということです。
当院ではなくとも、必ずどこかの治療所へ通うことをお勧めしています。
芦屋 鍼灸 香春(こうしゅん)【JR芦屋徒歩6分】