『耳門(じもん)』【芦屋・西宮 鍼灸香春】

【三焦経。顔面部。耳珠上の切痕と下顎骨の関節突起の間の陥凹部に取穴する】
耳の穴に被さるように出っ張っている部分がありますが、これを「耳珠」といい、軟骨でできています。
この「耳珠」の付け根に、上から『耳門』『聴宮』『聴会』とツボが並んでいます。
今回はこの3穴のうち、一番上に位置する『耳門』をご紹介します。
本穴は主に耳の疾患(耳鳴り、難聴など)によく用いられますが、位置的に顎関節に近いためか、
歯痛や顎関節症などにも効果があるとされます。実はこの3穴の辺りは構造上の隙間になっており、上手に
狙うと2㎝ほどは刺入することができます。自分で試した時は3㎝以上入りましたが、鍼が曲がって進んで
しまうと別の器官を傷つける可能性もあるため、当院では2㎝を限度に刺鍼することがあります。

この技術は、元々は関西漢法苞徳之会の利川鉄漢先生から教えて頂いた方法なのですが、これが実に
耳鳴りや難聴に対して効果的なのです。
難聴や耳鳴りにはいくつかのパターンがあるのですが、側頭部~顎部に過緊張が見られるような場合、
つまり睡眠時に歯軋りをしたりするようなストレスタイプの場合、側頭筋や咬筋の影響で組織間に余裕が
なくなって血流が悪くなり、耳のトラブルへ発展することがあります。


(『鍼灸経穴名の解説(高式国)』『鍼灸孔穴類聚(松元四郎平)』
『経絡経穴の近代的研究(濱添圀弘)』
『鍼灸臨床取穴図解(小野田正、池田久衛)』『鍼灸集錦(鄭魁山)』)
芦屋・西宮 鍼灸香春(こうしゅん)【JR芦屋徒歩6分】
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2020 Lomita Blvd,
Torrance, CA 90101
United States
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