『天牗(てんゆう)』【芦屋・西宮 鍼灸香春】


ほかに脳充血や頭部の炎症などにもよく用いられています。「牗」という字には「窓」の意味があります
から、『天牗』というのは天に通じる窓という意味になります。頭に血が上ってトラブルが起きている時に
首の窓を鍼で開けば、上っていた血が下り、トラブルは解決するというわけです。

本穴の位置するところにある胸鎖乳突筋は、耳の下にある乳様突起という部分から鎖骨にかけて走行
する筋肉です。猫背などに由来する頭部の位置異常によって過緊張を起こし、そのために鎖骨の上方転移を
誘発します。これが頚肩腕症候群の遠因となることもあります。スマホ依存やパソコンの長時間使用が
肩こり、首こり、巻き肩を誘発し、頚肩腕症候群へとたどり着くのは、この胸鎖乳突筋が大いに関与して
いるのです。そうした意味で本穴『天牗』は、現代病にとって非常に大きな意味のあるツボだといえます。

(『鍼灸経穴名の解説(高式国)』『鍼灸孔穴類聚(松元四郎平)』
『経絡経穴の近代的研究(濱添圀弘)』『鍼灸集錦(鄭魁山)』
『経穴の使い方・鍼の刺し方(鍼灸素霊会)』)
芦屋・西宮 鍼灸香春(こうしゅん)【JR芦屋徒歩6分】


