『陽白(ようはく)』 【芦屋・西宮 鍼灸香春】

 【胆経。頭部。瞳孔線上、眉の上1寸に取穴する】

 陽明胃経に『四白(シハク)』というツボがありますが、これも顔面に取穴します。正確には眼の下に

あって、丁度本穴と眼を挟んでほぼ対称の位置になっています。その意を同じくするため、本穴も「白」

の字を共有しているそうです。ただ、本穴は眼の上にあるので「陽」を字を合わせ、『陽白』と名付けた

といわれます。

 両穴は効果も似ていて、眼病によく効き、三叉神経痛顔面麻痺に効果的です。ただ、三叉神経痛

場合、本穴はおよそ額の第一枝支配域を担当し、『四白』は頬あたりの第二枝支配域を担当しますから、

用い方には少々コツが必要なようです。

 【主治・効能】

・眼疾に効果がよい

・眼病を主る。瞳子搔痒、トラコーマ、顔面・三叉神経痛、背部悪寒

・眼病を主る。トラコーマ、頭痛、不眠、神経衰弱、顔面・三叉神経痛、眼精疲労

・眼病、前額痛、顔面麻痺

・頭痛、目眩、目赤腫痛、流涙、角膜痒痛、視神経萎縮、夜盲、顔面神経麻痺、近視、眼瞼痙攣

 三叉神経痛、網膜出血など

(『鍼灸経穴名の解説(高式国)』『鍼灸孔穴類聚(松元四郎平)』

 『鍼灸集錦(鄭魁山)』『経絡経穴の近代的研究(濱添圀弘)』

 『鍼灸臨床取穴図解(小野田正、池田久衛)』)

芦屋・西宮 鍼灸 香春(こうしゅん)【JR芦屋徒歩6分】

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