『陽白(ようはく)』 【芦屋・西宮 鍼灸香春】

【胆経。頭部。瞳孔線上、眉の上1寸に取穴する】
陽明胃経に『四白(シハク)』というツボがありますが、これも顔面に取穴します。正確には眼の下に
あって、丁度本穴と眼を挟んでほぼ対称の位置になっています。その意を同じくするため、本穴も「白」
の字を共有しているそうです。ただ、本穴は眼の上にあるので「陽」を字を合わせ、『陽白』と名付けた
といわれます。
両穴は効果も似ていて、眼病によく効き、三叉神経痛や顔面麻痺に効果的です。ただ、三叉神経痛の
場合、本穴はおよそ額の第一枝支配域を担当し、『四白』は頬あたりの第二枝支配域を担当しますから、
用い方には少々コツが必要なようです。

(『鍼灸経穴名の解説(高式国)』『鍼灸孔穴類聚(松元四郎平)』
『鍼灸集錦(鄭魁山)』『経絡経穴の近代的研究(濱添圀弘)』
『鍼灸臨床取穴図解(小野田正、池田久衛)』)
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