「６つのチェックポイント」

　「６つのチェックポイント」は、ハズレ鍼灸院・漢方店を回避するための方法論です。

　正直、アタリ鍼灸院・漢方店を選ぶのは難しいので、せめてハズレ回避のお役に立てるべく

考え出したものです。回避率が70％くらいにはなります。

　アタリ鍼灸院は全体の10％以下くらいですから、20軒を選んでふるいにかければ、確率上は

5～6軒の店から、1～2軒のアタリを引けるという計算になります。まあ、皮算用ですが…。

①.確率を疑う

• ①.“妊娠”とはつまり“陽性反応”のこと
• ②.１人で陽性反応が３回出れば、妊娠者が３人になる
• .なので、１０人の患者の内、３人に３回陽性が出れば、妊娠率９０％
• ④.「半年以上通院」などの条件があり、４０歳以上の人は５ヵ月目で退院を勧められる
• ⑤.同じく基礎疾患のある人は、やはり途中で切られる
• ⑥.あくまで１年を通じて、集計する
• ⑦.単純に水増し

私の経験談

解説

①.“妊娠”とはつまり“陽性反応”のこと

　クリニックでは心拍確認を妊娠として扱いますが、不妊鍼灸院では陽性反応が妊娠になります。

理由は「陽性を妊娠としてお祝いすると、患者さんが喜ぶから」らしいです。本当は「妊娠率」を

稼げないからですね。公称数値に近づけたいんでしょうが、努力の方向性が間違ってます。

　不妊鍼灸はWHOのいう不妊の定義を悪用しているのが現状ですが、妊娠の定義が曖昧なこと

により、詐欺まがいの売り文句が横行していることも問題です。

　

②.１人で陽性反応が３回出れば、妊娠者が３人になる

③.なので１０人の患者の内、３人に３回陽性が出れば、妊娠率９０％

　

④.「半年以上通院」などの条件があり、４０歳以上の人は５ヵ月目で退院を勧められる

⑤.同じく基礎疾患のある人は、やはり途中で切られる

　この２項目はやっていない院もあります。善意というよりも収益に関わるからです。どうせ

確率は最後に水増しするので、年齢や基礎疾患は気にしないという専門治療院は多いです。

　昔、妊娠率98％を謳う人の施術ビデオを見ましたが、当人が「患者の平均年齢は30代中盤」

といっていました。普通に考えて98％なら40歳以上の方が殺到するはずです。なのに平均年齢が

35歳って…。まあ、どこかで患者を取捨選択してるんだろうなあ。自爆してるだけ正直とみるべき

なのか、ただ単に馬鹿なのか…。

　

⑥.あくまで１年を通じて、集計する

　当たり前のように聞こえますが、つまりこれ、一人の患者が１年間に何回移植をしようが、

１回でも陽性反応が出ればよい、ということなんです。10人の患者が５回ずつ移植手術を受け、

それぞれ１回ずつ陽性反応が出た場合、不妊鍼灸専門院的には妊娠率は１００％になります。

意味が分からないですが、②③の項目とコンボさせるためのカラクリですね。

　10/50で20％じゃないか、と思った人は子宝鍼灸師にはなれません。私のことですが。

　

⑦.単純に水増し

　一番多い方法です。手っ取り早いからでしょう。

　これ、内部告発でもない限りほぼバレません。だからやりたい放題になります。保健所には

調査権がないので、カルテに細工をされたり、隠されたりするとお手上げだそうです。

　内部告発が出ないのは、面倒だからというのと、そのスタッフも将来同じようなことをやる

つもりだからです。あとは意外と善意だったりします。その場合は…指摘しにくいです。善かれ

と信じてやっているので、知り合いが相手でもそこまで鬼になれません…。

まとめ

　世の中には私の知らない神業鍼灸師がいるかもしれません。が、出会えるのは奇跡です。

　奇跡を期待するより、避けるべきを災厄を避け、現実的な対策を練ることの方が大切です。

芦屋・西宮 鍼灸香春（こうしゅん）【JR芦屋徒歩6分】